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妊娠に関連してよく聞く葉酸。そもそも葉酸って何?

2017年4月8日

 
妊娠したいと考えた人や、妊娠した人が良く聞く言葉に、「葉酸」があります。

私の場合、妊娠して初めて聞きましたし、知った後もとりあえずホウレン草を食べておこう!くらいに考えていました・・・。

厚労省の調べによると、初産の女性の約半数が葉酸をとらなければいけないということを知らなかったそうです。さらに妊娠前から葉酸サプリを摂取していた人は18.6%しかいなかったとのことです。安心しても仕方ないですが、知らない人も半分はいたんですね。ちょっとホッとしてしまいました。

 

◇そもそも葉酸ってどんなもの?◇

 

葉酸は水溶性ビタミンB群の一種で、「プテロイルグルタミン酸」が正式な成分名です。

ほうれん草から発見されたので、葉酸と呼ばれるようになったそうです。ほうれん草をはじめ、野菜や果物に多く含まれています。

 

細胞の原料となるアミノ酸や核酸を合成する際に必要な補酵素として働いているので、葉酸が足りなくなると、細胞が正常に作られなくなってしまうのです!!

例えば、正常な赤血球を作ることができなくなったり、粘膜の健康状態を保てなくなったりして、妊婦さんに限らず、貧血や口内炎、胃潰瘍などの原因になってしまうのです。

 

◇妊婦さんが葉酸不足になるとどうなるの?◇

 
葉酸はお腹の赤ちゃんの神経系・脳の発達に大切な役割をはたしています。

妊婦さんが葉酸不足になってしまうと、お腹の赤ちゃんの細胞分裂が正しく行われない可能性があります。その結果、先天的な病気を引き起こす原因になってしまうのです。

 

世界的な研究の結果、葉酸を摂取することで無脳症や二分脊椎など胎児の神経管閉鎖障害発症リスクを低減できるということがわかっているそうです。さらには自閉症や流産のリスクを低減できるという研究結果の報告もあるようです。

近年特に注目されている葉酸ですが、実は昔からお医者さんたちの間で、早産、死産、妊娠中毒症、子宮内胎児発育遅延などは葉酸の欠乏が原因であると考えられていたそうですよ。

 

お腹の赤ちゃんだけでなく、お母さんの体にも影響があります。妊娠中は貧血になりやすいですよね?さらにホルモンバランスが崩れるので、精神的にも不安定になりやすい時期なのです。葉酸が不足してしまうと、こういった症状が悪化してしまう可能性があります。

 

 

葉酸を摂取することは、おなかの赤ちゃんが元気に生まれるために必要なだけでなく、お母さんが元気に妊娠生活を送るためにも役に立つんですね!

私には時すでに遅しなのですが…これから妊娠をしたいと思っている友人には、積極的に伝えてあげたいなと思います。