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私と映画

2015年4月6日

 

EVERYONE 事務局のピカード艦長ことおくだです。

 

今日は私の映画体験をお話させて頂きます。

 

私は京都市内の下町の生まれですが、何歳か覚えていませんがものごころついたころに今は亡き母に連れられて映画を観につれて貰いました。当時家の周辺には芝居小屋から転じた西陣劇場(東映)、昭和館(松竹)があり、少し離れた西陣京極に西陣キネマがあり、洋画を上映していた。

 

ネットで検索してみると、この三館はすぐに出てくるが、目まぐるしく名称や経営が変わり、私の少年時代の一時期の記憶の中の存在である。

 

母は、松竹が好きなようで昭和館へ私を何度か連れて行ってくれました。

 

私が記憶しているのは、高田浩吉の主演映画で「伝七捕物帖」のシリーズは何作か観ましたが、草笛光子が恋女房役で出ていました。股旅物の伊豆の佐太郎では確か近衛十四郎(松方弘樹の父)が敵役で出ていた。また、高田浩吉は「歌う映画スター」第1号言われている。「白鷺三味線」なんかは幼い私の持ち歌でもあった。鶴田浩二、佐田啓二、高橋貞二の松竹新三羽烏なんかも観ました。

 

洋画では6歳上の次兄に連れられて、西陣キネマで観たジーン・ケリー主演のミュージカル映画「雨に唄えば」が印象的だ。帰りにぜんざいをごちそうになった。

 

中高時代に洋画にはまり、三本立てによく行った。ジョン・フォード監督の「バッファロー大隊」で主演していたジェフリー・ハンターの青い眼に魅せられ、「キング・オブ・キングス」が来た時は真っ先に観に行ったが、42歳で急逝した。チャールトン・ヘストンも好きだった。

 

高1のときに上陸したのがロバート・ワイズ監督の「ウエスト・サイド物語」だ。この映画には衝撃を受けた。学校をさぼって4~5回は観た。

 

大学時代は場末の名画座には行ったが、映画狂ではなくなっていた。

 

ジェフリー・ハンター