未だに禁忌症のところに「妊婦(特に初期と末期)」と書いてある温泉も多いですが、2014年には環境省中央環境審議会が議論に末、温泉の効能や注意書きの掲示内容の改正によって、妊婦は入浴を避けるべきという項目を削除しています。
そんなわけで、「明確に妊婦は温泉に入ってはダメ」という理由はなく、以前より温泉に入りやすくなったのではないでしょうか。
妊婦でもそうでなくても、温泉が好きな方は多いと思います。
もちろん、なんとなく気持ちいいな!というところもありますが、
もう一歩具体的に、温泉の効果を見ていきたいと思います!
◇水圧(マッサージ効果)◇
ジェットバスでなくとも、お湯の圧力だけでも十分に効果があるようです。
水圧によって血液やリンパの流れが良くなり、マッサージ効果が得られるわけですね。
◇浮力◇
こちらは、大きいお風呂ではなくても、お家のお風呂でも効果があります。
水中で感じる体重は9分の1近くになるそうです!ただ入っているより、9分の1も軽くなっていると知った方が、効果が感じられそうですね!
浮力のおかげで、筋肉の緊張がほぐれますよ。
◇お湯の温度による効果◇
お湯の効果といっても、温度によって効果が変わってくるようです。
温冷浴、すなわち温かいお湯と冷たい水に交互に繰り返し入る方法も効果があるとききますよね。
37℃~40℃のぬるめのお湯に入ったときは、副交感神経が優位に働きます。
そのことによってゆったりとリラックスした状態になりそうです。
反対に42℃を超えるような熱いお湯に入ると、交感神経が優位に働きます。
今度は脳が活発に活動し始めるため、リフレッシュした状態になるそうです。
覚えておいて、リラックスしに行きたいのか、リフレッシュしに行きたいのか、その時の気持ちによって選ぶと良いですね!
ただ、妊婦さんは熱いお湯は避けた方が良いかもしれません。
◇温泉成分による効果◇
なんと温泉は含まれる成分によって11種類にも分かれるそうです!
その成分によって効能も違うのですね。
炭酸、ラジウム、硫黄、鉄、重曹など見たこと、聞いたことがあるのではないでしょうか。
かなり多いので、詳細の紹介はまた別の機会に・・・。
◇転地効果◇
転地効果という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
私は今回、初めて知りました!
日常生活から離れ、山や海の温泉地に行くと、非日常を感じられますよね。
開放的で、爽やかな気分になるのではないでしょうか。
非日常の環境によって五感が刺激を受けて、自律神経の中枢に作用しているのだそうです。
普段強いストレスを受けている人ほど、非日常との差が大きいため、リラックス効果が大きくなるそうですよ!
温泉のお湯だけでなく、温泉地にも効果があったのですね。
安全に配慮しながら、妊婦さんも温泉を楽しめると良いですね!