持ち物や接種前後の注意点など、気になるポイントをご紹介します。
【予防接種に必要な持ち物】
・母子手帳
受けた予防接種の記録をします。
・予診票
予防接種を受けるためには、予診票の提出が必要です。
事前に小児科でもらっておくか、その場で記入しましょう。
・接種券
定期接種の場合は、自治体などから接種券が配布されていると思います。
これがなければ自費での接種になってしまいますので忘れずに持参しましょう。また、接種券にも記入事項がある場合は、事前に記入しておくと良いですね。
【予防接種を受ける前】
予防接種を受ける前には、いつもと変わった様子がないか、赤ちゃんの様子をよく見ましょう。
熱はなくても、少しでも気になることがあれば先生にそれを伝えて、予防接種を受けて良いか判断してもらう必要があります。
予防接種を受ける際は、原則として保護者の同伴が必要です。
できるだけ赤ちゃんの普段の様子がよくわかっている人が連れて行ってあげると安心です。
【予防接種を受けた後】
注射をした部分を揉む必要はありません。そのまま、30分間程度は注意深く赤ちゃんの様子を観察しましょう。接種後、急な副反応はこの間に起こる可能性があります。
その後も、あまり激しい運動などはせず、ゆっくりと過ごしましょう。
お風呂に入ることは問題ありませんが、接種部分を強くこすらないようにしましょう。
【里帰り中の予防接種】
生後2〜3ヶ月まで里帰りをする予定の人もいるかもしれません。
しかし基本的に、自治体で配布される接種券は、その自治体内の提携医療機関でしか使用できません。
ただし、提携医療機関以外での予防接種をする場合、居住地の自治体に発行してもらった「予防接種依頼書」を提出することで助成してもらうことができます。
その内容や手続き方法は自治体によって異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。
【同時接種について】
1回の受診でに複数の予防接種を行うことに抵抗を感じる方もいるかもしれません。
しかし、同時接種は10年以上前から世界中で行われており、これによって問題が生じたことはないとされています。
また、予防接種の接種時期が遅れることで、乳児期に大きな病気にかかるリスクが高まるデメリットが大きいと言えます。
日本小児科学会の見解としても、子供の命を守るために必要な医療行為だとされています。
同時接種については、生ワクチンと不活化ワクチンとを組み合わせても問題はありません。