お母さんの免疫を持っている3ヶ月までは、比較的風邪をひいたり感染症にかかったりすることは少ないと言われていますが、それを超えると一気に病気にかかる赤ちゃんが増えます。その治療に必要となる薬ですが、嫌がってなかなか飲んでくれないことも多いのでは?今日はそんな薬の飲ませ方についてご紹介します。
【赤ちゃんが摂取する薬とは?】
赤ちゃんは錠剤を飲むことはできません。甘味料で甘味をつけた液体状のシロップ剤、水に溶かして飲ませることができる甘味のついた粉末状のドライシロップ剤が主流です。粉末よりも粒の荒い顆粒剤というものも存在するようですが、私自身は見かけたことがありません。また、飲むものではありませんが、塗り薬や座薬を利用することもありますね。
【シロップ剤、ドライシロップ剤の飲ませ方】
シロップ剤はすでに液体になっているので、目盛りを見ながらお医者さんに指定された容量を一度コップなどに移します。それからスプーンに移して赤ちゃんの口に含ませてあげましょう。
シロップ剤のフタ部分が目盛りになっていることもありますが、あくまでも計量用です。そのままコップとして使わないように注意しましょう。
ドライシロップの場合は水に溶かす作業が追加されますが、それ以外はシロップ剤と同じですね。
甘味がついているため好んで飲んでくれる赤ちゃんもいますが、独特の風味があり嫌がる赤ちゃんもいます。そもそも、おっぱい以外の飲み物を拒否する赤ちゃんもいますよね。そういった場合の対処法を、いくつかご紹介します。
【対処法①スポイドを使う】
スポイドでお薬を吸い取り、吐き出せないほど少しずつ頬の内側に落としてあげます。
【対処法②おもちゃの注射器を使う】
スポイドでは時間がかかって最後まで飲みきれないことを薬剤師さんに相談したところ、小さいおもちゃの注射器をいただいて試してみました。勢いよく押しすぎると赤ちゃんがむせてしまうので微調整が必要ですが、スポイドより早く、またスプーンよりも確実に口の中にお薬を運ぶことができました。
【対処法③哺乳瓶の乳首を使う】
哺乳瓶の乳首に液体状になったお薬を入れ、自分でミルクのように吸わせる方法です。味ではなく飲まされているその感覚が嫌なのであれば、いつもの乳首で飲ませようというわけです!
完全母乳の赤ちゃんは哺乳瓶の乳首自体を嫌がることも多いので使えないかもしれませんが、哺乳瓶を好んで使っている赤ちゃんであれば効果が期待できるでしょう。
次回も引き続きお薬を飲ませるための方法をご紹介します!