基本的に温泉の成分が妊婦さんや赤ちゃんに影響を与えることはない、ということで、
2014年には環境省中央環境審議会が議論に末、温泉の効能や注意書きの掲示内容の改正によって、妊婦は入浴を避けるべきという項目を削除した・・・とご紹介しました。
が、しかし。温泉は温泉でも、サウナや水風呂ってどうなんでしょう?
私自身は本能的に?入ろうという気にはなりませんでしたが、サウナが好き、サウナの後の水風呂最高!という人も当然いると思います。
◇サウナはやっぱり控えたほうが良さそう◇
サウナは高温の空気が皮膚を刺激するとともに、体の深部の温度が上がるので、子宮内温度も高くなる心配があります。呼吸量も通常の2倍に増えることになるので、控えたほうがいいうようです。
短時間であればOKという意見もあるようですね。長時間のサウナは体の芯まで温めるので、赤ちゃんにもその熱の影響が出てしまうとのこと。なのでどうしてもサウナに入りたい場合は、体の表面だけを温める程度の短時間で済ませるという手もあるようです。
また、貧血の心配や心臓への負担の心配などもサウナにはあります。ただでさえ妊娠中は鉄分が不足しがちで貧血を起こしやすいのです!熱いサウナに長時間入って心臓にまで負担をかけてしまっては、赤ちゃんにも悪影響ですよね。
もし貧血などで倒れてしまったら・・・見通しが悪いサウナの中では、お風呂以上に発見が遅れる可能性が高いです。やはりどうしても入りたいならば、誰かと一緒に入ることは必須としたほうが良いと思います。
そもそも、汗をたくさんかくということ自体にも問題があるのです。汗をたくさんかくという、脱水症状になりやすい場所へ自ら入っていくわけですから、妊娠していなくても体調が良いとき以外は避けたほうがいいと思います。
◇それでは、水風呂は・・・?◇
冷水に入るのもやはり良くないようです。体を冷やすと血行不良や体調不良を引き起こしてしまいます。サウナに入った後だけではなく、暑い日でも妊娠中は水風呂や冷たいシャワーを浴びるのは控えたほうが良さそうです。
あまりに低温、高温は避けましょう。
サウナや水風呂はちょっと心配が多そうですが、大きなお風呂に入ること自体は、よい気分転換にもなりますよね。自己責任にはなってしまいますが、上手に温泉を楽しみましょう!