ただでさえ、つわりであったり、大きなお腹を支えたり、体調が優れないことが多い妊婦さん。暑い季節はさらに体力が奪われ、食欲がなくなってしまうこともあるでしょう。食べ過ぎも問題ですが、食べないのも問題。赤ちゃんに十分な栄養がいかなくなってしまいます。
そこで今回は、暑い夏で食欲不振の妊婦さんにオススメの夏食材を、2回に分けてご紹介します。
<栄養価たっぷりのトマト!>
私自身、妊婦の時にはずいぶんトマトに助けてもらいました。と言っても私の場合は、食欲不振というよりトマトが食べたくて仕方なかったのですが、口当たりがすっきりしているのでつわりの時にも美味しく食べられたんですよね。
そんなトマトですが、リコピン・ビタミンC・ビタミンB6・カロテン・カリウム・ルチンなど、妊婦さんに嬉しい栄養素がたっぷり詰まっています。特にビタミンB6は血液を作るため赤ちゃんをお腹で育てている妊婦さんには重要ですし、カリウムは便秘や妊娠高血圧症候群を予防するためにも重要な栄養素です。
妊娠中にはトラブルが起こりがちなお肌にも良い効果を与えてくれるので、さらに嬉しいですね。
そのまま食べるのはもちろん、他の夏野菜と一緒にラタトゥイユにしたり、トマトジュースにして飲んでもいいですね。
ただ、体を冷やす野菜でもありますので、食べる量には気には注意しましょう。
<むくみが取れるきゅうり、スイカなど>
トマトもそうですが、きゅうりやスイカなどにもカリウムがたくさん含まれており、塩分(ナトリウム)を輩出してくれる働きがあるため、むくみ防止・解消が期待できます。
きゅうりはミョウガなどと混ぜて酢につけるとすっきりとした口当たりで夏バテ中にも食べやすいでしょう。軽く酢につけて保存しておけば、気が向いた時にすぐ食べられて便利ですよ。
スイカは水分が90%以上、カリウム・カルシウム・マグネシウム等のミネラルも含まれているので、天然のスポーツドリンクとも呼ばれているそうです。
余分なナトリウムを輩出して、夏に不足しがちな水分も補給できるので、食欲がないという時にぴったりの食材と言えるでしょう。水分量が多いので、こちらもトマト同様ジュースにしてしまうと、より摂取しやすくなると思いますよ。種を取るのがちょっと面倒ですが、試してみてください。
リコピンやビタミンCも含まれているので、美容効果も期待できます。
きゅうりもスイカも、体を冷やしやすい食材ですので、こちらも食べ過ぎには注意してくださいね。ジュースにする際も氷などは入れず、常温で飲む方が良いでしょう。