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お刺身はダメ?

2016年11月3日


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妊娠中の食事について、人によって特に気にする、気にしないが分かれると感じていたものがあります。それは「お刺身」です。お酒とたばこはもちろん大抵の妊婦さんは気にしていて、以前に書いたカフェインも程度は違えど気にしている人がほとんどかなという印象でした。しかしお刺身について、絶対食べないという人もいれば、まったく気にせずいつも通り食べているという人も何人もいました。(私の周りだけでしょうか??)

そこで生魚はなぜ危険なのか、改めて調べてみました。

 

・妊娠中は、お腹の赤ちゃんのためにお母さんの免疫が弱くなるため、妊娠前より食中毒などになりやすい。

 

・妊娠中に生ものの摂取などで食中毒になった場合、嘔吐や下痢によって電解質バランス・栄養バランスが崩れて胎児の発育に影響したり、また下痢により子宮が刺激され切迫早産になったりするなどのリスクがある。

 

・生ものの摂取によりトキソプラズマなどの感染症にかかりやすくなる。トキソプラズマは妊婦が初めて感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、胎児に悪影響を与える可能性がある。

 

・トキソプラズマは初感染が妊娠後期になればなるほど、胎児への移行はしやすいが、胎児の体や防御機能がすでにでき上がっている時期なので障害も軽くなるといわれている。しかし妊娠初期に初感染した場合は流産や胎児死亡などの原因になり、生まれてからも、脳や眼の病変のために発達が遅れたり視力に障害が起こったりすることや、 黄疸・肝臓や脾臓の腫れ・皮下出血などの症状が出ることもある。

 

( 妊娠前に感染しており抗体をもっていれば問題ないそうです。ただトキソプラズマに関してはまだまだ認知度が低く、事前に抗体の有無について検査をする人は少ないのが現状のようです。)

 

 

こうして文字で並べると、やはり怖いですね・・・。

食中毒は食べる量とは関係ありませんので「どのくらいの量なら食べてもいいのか」の質問には「なるべく食べない方がいい」という回答になってしまうようです。私自身はマグロ以外(マグロは「メチル水銀」という有害物質を多く含んでいる可能性がある)は普通に食べていました・・・。カフェインは全くとらないようにしているのに、マグロを含めて生魚が大好きで日々食べている友人もいました。だめな理由やリスクを理解したうえで、ストレスにならない程度に自己責任で摂取する、というしかなさそうですね。