風邪とは少しずれてしまいますが、一人目を妊娠中にとても恐れていたものがあります。
それは2009年に新型インフルエンザとして流行した「H1N1亜型ウイルス」です。妊娠しているときは抵抗力が落ちやすいため、かかりやすくまた重症かしやすいといわれています。
2009年7月時点で、毒性は季節性インフルエンザより強くアジア風邪並みと考えられていて、基礎疾患が発現されていない10代の死亡例が多くあり非常に警戒されていました。WHOの発表によると、2009年8月29日までの死者2,185人。最大死者数国は、ブラジルの577人、次にアメリカの522人だったそうです。特にブラジルでは死者数が8月13日から22日までの間に倍以上に増えた結果となったようです。
※ただし、現在の日本では季節性インフルエンザとほぼ同様の扱いとなっているそうで、あれだけ大騒ぎになっていたのに、ちょっと不思議です・・・。
大騒ぎといえば「マスク」です。9割以上の方が、街中ではマスクをして歩いていたのではないかと思います。駅のホームや社内でも、マスク、マスク、マスク。自分の含めてですが、今思い出しても異様な光景だったと思います。私が住んでいる関西エリアで患者が見つかったこともあり、特に意識している人が多かったのだと思います。薬局やコンビニ、スーパー等ではマスクの在庫がない・・・。ネットで買おうとするととんでもない高値になっていたり。通常春から夏にかけてマスクが大量に必要というわけではないので、
生産自体が多くなかったことも原因のようです。それでもなんとか探してきたマスクを着用し、毎日電車通勤をしていました。
でもこのマスク、すでにウィルスを持っている人がすると効果が高いようですが、
まだかかっていない人が普通のマスクをしても、そこまで予防効果がないとか・・・。N95マスクなんかもでてきましたよね。とはいえ、保湿効果が生まれ、喉の乾燥を助けるという利点もありますし、心理的にもマスクは手放せませんでした。
会社でもマスクを配ったり(妊婦だからと、皆さん優先的にくださり、感謝!)、コップとイソジンをトイレに設置したり、アルコール消毒液を設置したり・・・。そのすべてにのっかって、なんとかインフルエンザにかからずに乗り切ることができました。ただこのイソジン・・・ちょっと妊婦には問題があるようで・・・
それはまた次回ご紹介したいと思います。
私は家に帰ったらもちろん手洗いうがいをするのに、当時それまでは会社に着いても手洗いうがいをする習慣がなかったです。でも、そんな方も多いのではないかと思います。今でいうと「はしか」がまた流行していたり、心配ですよね。薬の飲めない妊婦の基本は、手洗いうがいマスク。あとはできるだけ睡眠をとり、栄養のあるものを食べる。
あまり心配しすぎず、基本を守って生活するしかないのかなと思います。