不妊の原因は、女性だけではありません。男性にあることもあります。それにも関わらず、男性側が「不妊治療は女性がするもの」と思い込んでいる場合もあり、不妊検査を受けるのを渋ることが多いのが現状です。では、男性が不妊検査を受けたケースではどのようなきっかけがあったのでしょうか。
【自ら進んで受けた】
一番嬉しいのがこのケース。最近では男性不妊についての情報が知られてきていることもあり、「子供が欲しいなら、受ける必要があるもの」と捉えて、自ら進んで検査を受ける男性もいます。
難しい書物を見たというより、ドラマや情報番組で見て知ったという人が多いようです。
【助成金の申請に必要だったから】
不妊治療を行うにあたり、費用をどう捻出するかというのは大きな問題です。その助けとなる助成金の申請には夫婦双方の検査が必要であることがきっかけとなり、検査を受けるケースです。
【女性側からお願いをされたから】
冒頭にもご紹介したように、残念ながら不妊治療は女性がするものと考えている人もいます。女性側から何度も何度もお願いされたことで、渋々承諾するというパターンも多いです。
しばらくは女性側の不妊治療を続けたけれどもうまくいかなかったため、男性不妊を疑って検査をお願いするというケースも多く、「もっと早く受けていたらよかった…」と後悔する男性もいるようです。
【医師から勧められたから】
専門家である医師から、「男性にも不妊の原因がある可能性がある。」「両方の検査をしないと、効果的な治療方針を決められない。」「早いタイミングで検査をした方が良い」と勧められて受ける男性もいます。プロに医学的な根拠を示して勧められると、納得せざるを得ない部分があるのでしょう。
【なかなか妊娠しないから】
女性側に明らかな不妊の原因が見つからないまま、不妊治療を続けて1年、2年と経過してもなかなか妊娠しない場合、やっと「自分に原因があるかもしれない…。」と危機感を感じて検査受けようと思う男性もいます。時間が、少しずつ気持ちを変えていくパターンですね。
しかし、年齢が上がると妊娠する確率が下がるというデータがあることから、いつまでも気持ちの変化を待っているわけにもいきません。あらかじめ、“不妊治療を初めて1年経っても妊娠しなかったら男性も検査をする”など決めている場合もあるようです。
【最後に】
女性側が強くお願いをすることで関係性が悪くなったり、女性側が思いを聞き入れられないことで辛い気持ちになったりすることもあるようです。そんな時は、不妊に関するドラマを一緒に見てみたり、先生にお願いしてきちんと説明してもらったり、パートナー女性以外からの働きかけをしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、パートナーと二人で、乗り越えていきたいですね。