妊活中に悩むことの一つに「悩みを話す人がいない」ということがあります。不妊治療は抱えている人が多い問題ではあるものの、センシティブな問題でもあるため、なかなか人に話し辛いですよね。友人知人から相談を受けることも少ないので、他の人がどうしているのかもわかり辛いところ。そこで、妊活中のことを話すのか話さないのか、みんなの経験を聞いてみました。今回はPart.1をご紹介します。
【有休を取得するために上司に伝えた】
私は、上司が子供のいる女性で話しやすかったこともありますが、有休取得の際に嘘をつきたくなかったので、不妊治療のことを話しました。ただ、上司と相談して、他の従業員に話す必要がある場合は、「病気の治療のため」とすることになりました。忙しい職場なので、残念ながら理解してくれない人も一定数いるだろうという判断からでした。心苦しいところもありましたが、上司に話したことで休みの申請をする時の気持ちが楽になったので、その点はよかったと思っています。
【少し歳の離れた先輩に相談した】
親世代は不妊治療に否定的な人も多いと聞くし、歳の近い友人の場合、すでに子供がたくさんいると相手も気が引けて相談に乗りにくいのではないか、独身の場合は結婚の悩みがある子が多く子供の話なんて聞きたくないのではないか、不妊治療中だろうと思われる友人はお互いに先に妊娠できた時に気をつかうのではないか…と色々考えてしまいました。
そこで私が相談したのは、10歳年上でずっと仲良くしていただいている先輩です。不妊治療の経験はありませんが小学生と中学生の子供が二人いて、人生の先輩として話を聞いてもらっています。人生で抱える様々な悩みの一つとして聞いてもらえているので、とても話しやすく、心の支えになっています。
【友人には話さないと決めた】
友人と遊ぶ時話す時に変に気を使つかわれるのは絶対に嫌だったので、友人には話さないと決めていました。友人と遊ぶときは、治療のことなどは忘れて思いっきり楽しむことが自分にとって大切なストレス発散だと考えていたこともあります。
他の友人が妊娠したり出産したりした時に「〇〇のところは子供作らないの?」と言われることは0ではありませんでしたが、不妊治療の人が多いという事実が浸透してきていることもあり、落ち込むほどそういった言葉をかけられることはなかったと思っています。
話せない辛さもありますが、話すことで出てくる辛さもあると思うので、私の場合はこれで良かったと思っています。夫の理解と協力があったことも、そうできた理由の一つかもしれません。