不妊治療というのは、残念ながら必ず希望した結果を得られるわけではありません。様々な理由で不妊治療をやめる方達もたくさんいます。そして、やめるまでにはとても悩む方が多いのです。そこで今回は、不妊治療をやめた理由を集めてみました。Part.1をご紹介します。
【非協力的な夫にイライラ…思いきって不妊治療をやめた】
夫と結婚したのは40歳目前の39歳。夫は46歳でした。お互いに若くはなかったので、「子供がいない夫婦だけの人生」で良いということで結婚しました。
しかし友人が42歳で出産したという話を聞き、40歳だからまだいけると思ってしまった私が、夫に頼み込んで不妊治療をスタートしました。
初めから乗り気ではなかった夫は、非協力的。不妊治療もうまくいかず、夫婦の仲は悪化するばかり。悩んで悩んで1年半ほど過ごしたでしょうか…私が勝手にはじめて、うまくいかず、勝手にイライラしていることに気がつきました。
そう思って夫を見ていたら、夫は何も変わっておらず私が一人で空回りしていることにも気がつきました。
不妊治療を思いきってやめてみたら、憑き物でも落ちたかのように楽しい毎日が戻ってきました。不妊治療をしたことは後悔しておらず、むしろチャレンジしてよかったと思っていますが、どんな時も冷静に判断する気持ちを持てるようにしなければと学びました。
私がそうだったように、妊活をしている人は、たいていの人が強すぎるほどの思いを持っていると思いますが、折を見て今の自分の状況や気持ちを客観的に見る時間をとることで、他の選択肢が見えてくると思いますよ。
【経済的に断念】
最後は親に借金までしましたが、もうこれ以上は無理…となって不妊治療をやめました。不妊治療をしていた他の知り合いを見ていても、最も多いのがこの理由ではないでしょうか。生活がかかってますから、頑張りたい、続けたいという気持ちだけでは、どうしようもないこともあると痛感しました。でもそれと同時に、ここまでやりきったのだとも思えました。
ですが実は、この後に嬉しいサプライズが。長年続けた妊活ですっかり健康的な生活が染み付いて体質改善ができたのか、妊活ストレスから解放されたのが良かったのか、理由はわかりませんが…妊活をやめた2年後に妊娠したんです!
夫婦だけの人生を受け入れた後は、とても心おだやかな日々を送れていました。何より、夫婦の絆が強くなった。これが何にも変えがたい価値だと感じています。このサプライズがなくても、あの時妊活をやめたことは、後悔していないと思っています。