冬は、妊婦さんにとって気にしなければならないことが多いですよね。新型コロナにインフルエンザなどの感染症、一般的な風邪症状にも注意が必要です。体を冷やさないようにすることにも気をつけたほうが良いですね。それに加えて気になるのが冬の「乾燥」です。
そこで今回は、妊婦さんの乾燥対策におすすめの食事や、そのほかの方法についてご紹介します。
【妊婦さんの皮膚は乾燥しやすい!】
ただでさえ乾燥しやすい冬ですが、妊婦さんのお肌は妊娠前と比べてさらに乾燥しやすくなっています。また、乾燥に対して弱くもなるので痒みが気になる人も多いようです。これまでは乾燥が気にならなかったという方でも、乾燥対策をしたほうが良いかもしれません。
【つわりによる水分不足や血糖値の上昇による水分の減少】
つわりの間は水分も思うように取れなかったり、食べられるものにも偏りが出てしまったりすることで、体内の水分が不足し、その結果、肌も乾燥してしまいます。
そのほかに、血糖値が上昇することで肌の水分が失われていくという研究結果があるようです。
【妊婦の乾燥対策におすすめの食事】
まずは水分の摂取です。
直接水分を摂ることが難しい場合でも、野菜や果物から水分を摂取したり、その他食事から水分を摂取したりと、少しでも水分を体に取り込むようにしましょう。
続いて血糖値をあげないためには、糖質を抑えた食事をする必要があります。
年末年始には、お雑煮でたくさんお餅を食べてしまったり、ケーキなどの甘いものを大量に食べてしまったり…血糖値が上がりやすい食事が続いた方も多いのではないでしょうか。そのまま、同様の食事をダラダラ続けてしまっているとしたら、少し見直し糖質を抑えた食事を考えたほうが良いかもしれません。
また手軽な温かい食事として、おうどんばかりを食べている方も要注意です。同じ麺類なら、お蕎麦にするなど工夫しましょう。
乾燥だけに限りませんが、肌トラブルに効果的な食事として海藻と油があります。海藻はわかめや昆布などですが、油は上質な油に限られます。肌を守っているセラミドは必須脂肪酸でできており、これは体内では作り出せないため、食事で摂取する必要があるのです。魚やナッツから摂取できる油は上質な油で、肌を潤わせることに役立ちますよ。
【基本は保湿と室内の加湿】
食事に加えて、やはり基本は保湿と加湿。肌に刺激の少ないクリームなどで、お肌をしっかり保湿してあげましょう。
室内を加湿することは、飛沫が飛ぶのを抑えたり、喉の粘膜などの乾燥を抑える働きもありますが、肌の乾燥防止にもなります。加湿器を使ったり、洗濯物を室内干ししたりして、加湿を心がけましょうね。