生後11ヶ月頃になると、何かにつかまらなくても一人でタッチできるようになったり、早い子であれば2〜3歩、歩けるようになったりします。「まんま」「ママ」などだんだん言葉らしいものを発する子も出てくるのもこの頃です。それでは生後11ヶ月の成長についてみていきましょう。
◇生後11ヶ月の特徴的な行動◇
生後11ヶ月になると、つかまり立ちをしたところから手を離して一人で立っていたり、すっと何も持たずにタッチができるようになったりする子も出てきます。早い子であれば何歩か歩くこともありますが、この時期に一人タッチができなければならない、または歩けていないといけないというわけでは、当然ありません。1歳半まで歩くことができずに心配していたけれども、元気に成長している赤ちゃんもたくさんいます。早く歩き始める子とゆっくり歩き始める子の幅は7〜8ヶ月もあるそうですから、他の赤ちゃんが歩けるからと焦る必要はありませんよ。上に兄姉がいると、その真似をしたり、同じように動こうとしたりして早く歩けるようになることが多いようです。実際にうちの家では、兄より弟の方が2ヶ月早く歩き始めました!
歩き始めると言っても、まだヨタヨタ危なっかしいことがほとんど。つかむものがなく派手に転んで怪我をした・・・なんて話も聞きますから、伝い歩きの時以上に注意深く見守ってあげることが必要です。はいはいの時点でケアをしていることが多いと思いますが、鋭利なものがないか今一度確認しておきましょうね。
◇生後11ヶ月の言葉◇
まんま、ママ、などの簡単な言葉らしきものを発するようになる子が出てくる頃です。言葉になっていなくても何かを指差して声を出したり、何かを言いながら訴えかけてきたりしていることもあるでしょう。
話すことができなくても、思った以上にこちらの言っていることを理解できているようですので、積極的に言葉でコミュニケーションを取ってあげましょう。たくさん話しかけ、たくさんの名称を教えてあげることが、今後の言葉に繋がっていくと思いますよ。
◇生後11ヶ月の遊び◇
知恵もついてきて、ますますいたずらが活発になって、お父さんお母さんを困らせる赤ちゃんもいると思います。
その一方で「ちょうだい」と言ったら持っているものを渡してくれたり、「バイバイ」と言ったら手を振ってくれたりと、かわいい仕草を見せてくれるようになる時期でもあります。できるようになると、繰り返し得意げに披露するようになる赤ちゃんもいて、とってもかわいいですよ。
聴覚も発達し、音楽も楽しめるようになります。音楽に合わせて踊るような仕草を見せたり、音のなる絵本を楽しんだりすることも増えてくるでしょう。
◇生後11ヶ月の食事◇
そろそろ卒乳を考える人が増えてくる時期ですね。母乳やミルク以外でしっかりと栄養が取れるようにしたいですが、食べる量や食べるものにはムラがあります。昨日気に入っていたと思った食べ物を翌日に与えても食べてくれないなんてこともあります。牛乳やフォローアップミルクで上手に栄養を摂取できるようにしましょう。