妊婦としては摂取を控えたいトランス脂肪酸。第2弾ではケーキやクッキーなど、好きな女性も多いと思われる食品にもたくさん含まれていることをご紹介しました。今回はできるだけ控えたい食品を具体的にご紹介する、第三弾です。
【食用植物油・食用調合油】
食用植物油、食用調合油にもトランス脂肪酸が多く含まれています。天ぷらやから揚げなどをした時に、油を漉してもう一度使うことがありますよね。加熱すればするほどトランス脂肪酸が増えるそうなので、勿体無いとは思いますが、あまり繰り返し使うのは避けた方が良いかもしれません。せめて妊娠中だけは一度で捨てる、と言うのも良いですね。
【ショートニング】
マーガリンと並んで、非常にトランス脂肪酸の含有率が高いのがショートニング。マーガリンから、水分と添加物を除いて純度の高い油脂にしたものです。マーガリンと同様に、バターやラードの代用として開発され、バターやラードに比べ安価です。マーガリンと違うのは、無味無臭であること。製菓や揚げ油として利用されています。ショートニングを使用すると、クッキーやビスケットなどがさっくりとした食感になります。揚げ油に使用すると、スナック菓子やから揚げなどもパリッとした食感になります。サクッと、パリッと、と言う食感が消費者に好まれ、また安価なため色々なところで利用されているのです。
ファストフード店やコンビニエンスストアの揚げ油には、このショートニングが使われていると言われています。しかも、繰り返し使われている油には多量のトランス脂肪酸が発生しているのです。ショートニングはそれそのものとして口にするわけではないため、知らず知らずのうちに多量に摂取している可能性があります。
妊娠中にフライドポテトが食べたくなった・・・なんてこともあるかもしれませんが、ほどほどにしておいた方が良さそうです。
【マヨネーズ】
マヨネーズ、美味しいですよね。私は大好きです。バターよりも含有率は少ないものの、使う量はバターよりも多いと思いますので、使いすぎには注意しましょう。マヨネーズを含むドレッシングも、他のドレッシングよりも含有量が多いですのでかけすぎに注意です!妊娠中だけでも、三杯酢などをかけて食べるのもおすすめですよ。
【インスタント食品】
言うまでもないかもしれませんが、インスタント食品には多量のトランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸がどうと言う前に、「体に良くない」イメージがあるものなので、すでに控えている妊婦さんも多いかもしれませんね。
【最後に】
何事もバランスが大切です。全く摂らないようにと思うと、逆にストレスになってしまうでしょう。トランス脂肪酸が多い食品知り、摂るのを控えよう、と思うだけでも摂取量は減ると思います。赤ちゃんも妊婦さんも元気でいられるよう、少し気にかけてみてくださいね。