健康によい働きを持っているのがローヤルゼリー。妊娠中といった非常にデリケートな時に飲んでも、問題はないのでしょうか。
一度は耳にしたことがある方や、栄養ドリンクなどに入っている成分と思っている方も多いと思いますが、よくわからない人もいると思います。ローヤルゼリーとは何なのか。それは若い働き蜂が花粉や蜂蜜を食べて体内で分解合成した後、咽頭腺や大腮腺から分泌される乳白色のクリーム状物質のことです。ハチミツとは別物なんですよ。そして、非常に複雑な物質であるため、各産地をはじめ、その年の気候・風土によって大きな違いが現れるそうです。
もちろんローヤルゼリーは人間のためにつくられている訳ではありません。ローヤルゼリーはミツバチの“コロニー”を維持するために必要不可欠な物だそうで、女王バチは孵化してから生涯に亘りローヤルゼリーを食べ続けているのです。だから女王蜂はあんなに立派な体格なんですね!女王蜂のための特別な食べ物なので、“ロイヤル”と言われているそうです。
成虫の女王蜂と働き蜂を比較すると、女王蜂は体の大きさが2~3倍、寿命が30~40倍で(働き蜂が3ヶ月に対し、女王蜂は3~5年)、また卵を産むことができない働き蜂に対して、女王蜂は毎日約1,500個もの卵を産み続けるとのこと。それを聞いても、ものすごい栄養がありそうだと感じられますよね。そもそも女王蜂という蜂の種類がいるわけではなく、普通の働き蜂がローヤルゼリーを与えられることで女王蜂に変化するそうです。
ローヤルゼリーは、たくさなる健康食品の中でも、特別強力な機能性成分が含まれているというわけではないそうです。だからこそ、基本的に妊娠中や授乳中だから摂取を禁じる、ということはないとのこと。ローヤルゼリーには健康に役立つ様々な栄養素は入っていても、糖質が極端に多く含まれているというような事はありません。授乳中、妊娠中ももちろん、さらに老若男女と世代も性別も超えて誰でも摂取して大丈夫だそうです。
ローヤルゼリーは健康に良い!と知ったものの、妊娠中や母乳をあげている時は特に心配になりますよね。働き蜂が多くの植物から集めた蜜と花粉でできている為、少なからずアレルギーが起こりやすいのは事実だそうです。絶対大丈夫というわけではないようなので、念のためかかりつけのお医者さんに 聞いてから飲むようにしてくださいね。