産後の抜け毛に悩む女性は多いです。多いどころか、大多数の人が抱える悩みと言ってもいいかもしれません。一時的なものであり、時間とともに元に戻っていくことがほとんどですが、できることを何かしないと気が気でない人もいるでしょう。そんな方のために、今回は髪に良いとされる食品について調べてみました!
そもそも、髪に良い成分って何?
食品を考える前に、髪に良い成分が何かを考えて見ましょう。髪の主成分といえばタンパク質!そのタンパク質の中でも、ケラチンというものです。ケラチンを構成しているアミノ酸は、多くが必須アミノ酸です。必須アミノ酸は体内で合成できないため、食事などで摂取する必要があるのです。
またミネラルも髪を育てるために必要です。ミネラルの中でも亜鉛、鉄、要素、塩素イオン、硫黄が髪にとって大切。さらに亜鉛は、発毛のプロセスにおいて大切な役割があるそうです。ですがこの亜鉛、日本人には不足しがちな成分だとか。
さらにタンパク質を効率よく体に取り込むためにも、タンパク質やミネラルの他にビタミンの摂取も大切です。ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンF(不飽和脂肪酸)、ビオチン(ビタミンH)、葉酸、イノシトール、ナイアシン、パラアミノ安息香酸・・・という多くの種類のビタミンをバランスよく全て摂取することが理想のようです。
他にも、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするイソフラボン。抗酸化作用のあるポリフェノール。油分を与え乾燥を防ぎ、毛幹を作るのに必要なオメガ3脂肪酸なども髪に良い成分と言えそうです。
髪に良い食べ物①ワカメなど海藻類
髪に良いといえば一番に思い浮かぶのは「ワカメ」である人も多いのではないでしょうか?昔からワカメは髪に良いと言われていますよね。
ワカメなどの海藻類が髪に良いと言われる一つは、あのヌルヌルした食物繊維である「フコダイン」という栄養素が関連しているようです。このフコダインは、頭皮の炎症を抑えたり保湿したりといった効果があり、髪の毛の成長を助ける働きを持つ成分の増加を促進してくれるそうです。
他にも先ほど挙げた亜鉛や鉄などのミネラル、活性酸素を取り除くビタミンC、βカロテン、ヨウ素など髪に良い成分が多く含まれているのです。
しかしこれだけではダメで、一緒にタンパク質を摂取する必要があるそうですよ。
次回も引き続き、髪に良い食品についてご紹介していきます!