離乳食が始まると、おかゆを炊いたり、お野菜をすりつぶしたりとなかなか手間がかかるものです。そんな手間をかけて作った離乳食も、なかなか食べてくれないなんてことはよくあります。特に野菜を食べてくれないと、栄養面が心配になってしまいますよね。そんな時、野菜ジュースを飲ませても良いのでしょうか?
【6ヶ月頃から飲める野菜ジュースが販売】
赤ちゃんが飲める野菜ジュース自体は、ベビー専門店などでもよく販売されています。対象月齢については、6ヶ月頃〜となっているものがあるので、6ヶ月頃になれば野菜ジュースが飲めるようになるといえるでしょう。
赤ちゃん用の野菜ジュースは1つの量も少なく、砂糖塩分や添加物が不使用であったり、濃度も赤ちゃん向けに調節されています。大人向けの野菜ジュースは味が濃すぎたり、添加物が多く入っていたりするので避けた方が良いでしょう。
野菜ジュースのメーカーサイトを見ると、大人用の野菜ジュースを与える場合は、2〜3倍に薄めて飲ませるように書かれています。
【食事の代わりにはならない】
私が実際に赤ちゃんを育てていた頃、市の保健師さんに野菜を食べないことを話した時には、「砂糖塩分不使用であれば、野菜ジュースでもいいのよ」と教えてもらい実行していたのですが…食事の代わりにはならないというのが、一般的な考えのようです。
食事として与えたいのであれば、野菜スープにしてあげたほうが良さそうですね。
【下痢やアレルギーに注意】
慣れない飲み物を飲むと、赤ちゃんが下痢になってしまうこともあります。初めて飲ませる時は量を少しにして様子を見るようにしましょう。
また、野菜ジュースには様々な種類の野菜が入っているため、アレルギー反応を起こしてしまう可能性があります。複数入っているどの野菜でアレルギーが起こったかが分からなくなるので、事前に野菜ジュースに入っている野菜を1つずつ食べさせた上で、問題がなければジュースを飲ませたほうが安心です。
【手作り野菜ジュースはボツリヌス菌に注意】
手作りジュースであれば安心と思うかもしれませんが、生野菜をそのまま飲ませることになるので、赤ちゃんがボツリヌス菌に侵されるリスクがあります。
1歳になるまでは手作り野菜ジュースは飲ませないようにしましょう。
【最後に】
いかがでしたか。
野菜ジュースと言え、やはりジュースはジュース。砂糖が入っていなくても糖分が入った飲み物摂取していれば、虫歯にもなりやすいです。
積極的に取らせるというよりは、あくまでも補助として利用するのが良いかもしれませんね。その際には、赤ちゃん用の塩分砂糖不使用の商品を選ぶようにしましょう。