赤ちゃんが早めに生まれて来てしまう一歩手前のことを指す切迫早産。切迫早産になっても適切な処置と対応をすれば、赤ちゃんが十分に成長するまでお腹の中で育てることも可能です。とはいえ、できれば避けたいものですよね。
理由が明確にならないことも多い切迫早産ですが、予防するために少しでもできることをご紹介したいと思います。
<妊娠中のセックスの際には必ずコンドームを>
妊娠中の体はとってもデリケート。コンドームを使用しないでセックスすると、膣内に悪い細菌が増えてしまう細菌性腟症になってしまうことも。膣内に悪い細菌が増えてしまうと、それが切迫早産を引き起こしてしまいます。
妊娠中は確かに避妊の必要はありませんが、必ずコンドームをするようにしましょう。
<極端なダイエットはやめましょう>
妊娠中の体重管理は大切なこと。太りすぎはリスクになりますし、最近は美容観点から体重増加を機にする方も多いですね。しかし極端なダイエットにより痩せすぎになってしまうと、切迫早産になりやすくなる可能性も。
お母さんの体が万全に整うように、過度なダイエットは控えてくださいね。
<妊娠中のタバコはママも周囲の人もやめましょう>
妊娠中のタバコが妊婦の体に悪影響であることはご存知の方がほとんどだと思います。健康な時でも害の多いタバコですから、妊婦の体にとって悪影響であることは明白です。
起こり得る悪影響は様々ですが、そのうちの一つに切迫早産があります。
具体的には、タバコに含まれるニコチンに子宮を収縮させる作用があるのです。
禁煙をするのは、妊婦さんだけではありません。自分が吸わなくても周りの人がタバコを吸っていたら、受動喫煙によって切迫早産のリスクが高まってしまいますので、少なくともパパも一緒に禁煙してくださいね。
そして、喫煙する人が多い場所には近づかないようにしましょう。
<歯周病の治療をしておきましょう>
意外かもしれませんが、歯周病は子宮収縮の原因となり、切迫早産のリスクを高めると言われています。
そうでなくとも、出産後はなかなかゆっくりと歯の治療をするのは難しくなります。
妊娠を希望するのであれば妊娠前から、妊娠後であればつわりの落ち着いた安定期に、一度歯医者さんにみてもらうと安心ですね。
<最後に>
これらを実行していたから、必ず切迫早産を回避できるわけではありません。
でもできることをしておきたい、という人も多いと思います。
身体や心への負担は、子宮収縮につながります。今回ご紹介したことを頭に入れつつ、妊娠中は無理をせず、疲れたらできるだけ休息し、ゆったりとした気持ちで過ごしてくださいね。