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【不妊治療】一般不妊治療とはどんなもの?

2019年1月19日


 
不妊治療とは、大きく「一般不妊治療」と「特定不妊治療(高度生殖医療による不妊治療)」の2つに分かれます。まずは一般不妊治療からスタートし、段階的に高度生殖医療による不妊治療へと移っていきます。今回はそのうちの一般不妊治療についてご紹介します。
 

【一般不妊治療とは?】

 

一般不妊治療とは、不妊治療の中でも自身の卵管を使った治療をさします。不妊治療としては、初期のステップということになります。

 

【一般不妊治療①タイミング法(自然妊娠)】
 
妊娠しやすいと言われている排卵日の2日前から排卵日までに夫婦生活のタイミングを合わせる方法です。ある程度自分でも排卵日を予測することはできますが、医師の診察や超音波検査などによって、排卵日を正確に予想することで自然妊娠の確率が高まります。不妊治療のファーストステップであり、健康保険が適用されると、費用は2000〜3000円程度で済みます。高くても2万円程度でしょう。

 

【一般不妊治療②排卵誘発剤の使用】

 

タイミング法の次の段階として、排卵誘発剤の使用があります。排卵が起こっていなかったり、卵胞の発育が良くなかったりしているなどの場合(排卵障害)は、排卵誘発剤を使用することで排卵を促すことができます。

こちらも基本的には健康保険が適用されるので、薬や注射の使用によって多少費用は異なりますが、500円~1500円程度が相場です。

 

【一般不妊治療③人工授精(AHI)】

 

人工授精は、精液を採取した中から動きのよい精子を取り出して濃縮し、母体が妊娠しやすいタイミングで子宮に戻す方法です。その後の妊娠までのプロセスは自然妊娠と変わりません。

こちらは保険適用外ですが、一回1万5000円~2万円程度と、不妊治療の中ではそれほど高額ではないと言えます。

 

【不育症の治療とは?】

 

一般不妊治療とは少し外れますが、不育症の治療も自分の卵管を使った治療といえます。

不育症とは、妊娠はできるものの体内で赤ちゃんがうまく育たず、流産や死産が繰り返し起こってしまうことです。流産を2回以上繰り返すような場合は、検査を受けてその原因を探り、原因が判明すれば治療を行います。

不妊治療だけでなく、不育症の治療を受ける人も増えており、こちらは保険適用外の場合が多いです。費用は10万円~15万円程度になるでしょう。

 

【最後に】

 

不妊治療の初期ステップである一般不妊治療についてご紹介しました。

タイミング法だけで授かるご夫婦もいらっしゃいます。

不妊の原因を先生とともに探り、最適な治療を行えると良いですね。