誰にも何も言わずにひっそりと妊活をしている人は多いと思います。そうすると、誰かと話をしている中でかけられた言葉によって、傷ついてしまうこともあります。今回はそんな妊活中の人が傷ついた言葉を紹介したいと思います。
【子供がいたら、自由な時間がなくて大変】
子供が二人いる友人の家に遊びに行った時のこと。元気に走り回る5歳と2歳の子供たちはとても可愛いのですが、妊活中の私にとっては、それだけでもちくっと心が痛むものがありました。そんな心境でお喋りをしていたら、「ほんと、子供がいたら自由な時間がなくて大変〜〜。〇〇はいいね」と言われました。
友達には妊活のことは言っていなかったので仕方ないのですが、私からしたら子供のいる友達が羨ましい…。辛い経験になりました。
【〇〇さんは子供よりも仕事が好きなのね】
義理のお母さんに言われたのが、「〇〇さんは子供よりも仕事が好きなのね。」という言葉です。確かに、私はフルタイムでバリバリ働いており、仕事自体は好きです。夫より帰宅が遅くなることも多々あり、出張も多いので、そのことを義母がよく思っていないことはわかっていました。でももう2年妊活をしている私にとって、「子供よりも仕事」と言われたことはとても辛く、今後もずっと言われるのは耐えられないと思い、思い切って義母に不妊治療のことを話すきっかけになりました。
【独身生活を満喫していたのに、税金なんて使わないで欲しい】
不妊治療は、歳を取ってからしか必要がないと思っている人はいまだに多いようです。
子連れの友達数人と友達の家で集まっていた時、不妊治療の助成が拡大されるかもしれないという話が出たのですが、「子供のいない生活満喫して、しっかり稼いだ上に税金で不妊治療なんて勝手すぎるよねー」と言った友達がいました。
私は27で結婚して、28の時には妊娠し辛いということがわかり、それからもう7年以上も妊活を続けていたので、そんな考えの人が身近にいたことがものすごくショックでした。友達の言い分としては、好きなことを好きなだけして、妊娠するべき時に妊娠しなかったのは自業自得と言いたかったようです。
好きで子供のいない生活を満喫したわけでも、仕事を続けていたわけでもないのに、そんな風に言われることが悲しく、また妊活しているなんて絶対に話せないなと思いました。
【最後に】
不妊治療は、決して珍しい話ではなく、多くの人にとって身近な問題です。妊娠したくてもできない人がいるという事実を心のどこかに留め置いて、周囲の人間は言葉を選んでいきたいものですね。