年々その数が増えている帝王切開での出産。今では、5人に1人は帝王切開で生まれていると言います。事前に予定されている予定帝王切開と、普通分娩中に緊急を要して行われる緊急帝王切開がありますが、どちらも手術であることには違いありません。そんな手術に立ち会いは可能なのでしょうか?
【立ち会いできる病院もある】
かなり数は限られますが、帝王切開の時に立ち会いできる病院はあるようです。
普通分娩も不安ですが、帝王切開ももちろん不安…。旦那さんがそばにいてくれたら安心ですよね。それに、赤ちゃんが生まれる瞬間を一緒に迎えられることは、お母さんにとっても、お父さんにとっても、大変貴重な経験になることでしょう。
ただし、順調に妊娠経過をたどっており、予定通りに帝王切開が行われる場合に限られることがほとんどです。
帝王切開で立ち会いができる病院であっても、必ずできるわけではないことは、理解しておいたほうが良いかもしれませんね。
【帝王切開の立ち会いといっても方法は様々】
帝王切開の立ち会いができるといっても、その方法には色々あるようです。
妊婦さんのすぐそばに立ったり座ったりした状態で手を握ることができる場合もあれば、手術室の入り口付近から見守るという場合もあります。
基本的には手術しているお腹が見えないように、つい立てやカーテンがされていますが、角度によっては見えてしまったり、ライトが鏡になってうつっているのが見えてしまったり、といったこともあるようです。
【誰でも立ち会いができる?】
帝王切開の立ち会いができる病院では、例えば夫以外の実母や義母などの立ち会いもできるのでしょうか?
一般的には旦那さんのみに限られるようです。
【夫婦お互いの意見を尊重しよう】
普通分娩の立ち会い出産ももちろんですが、帝王切開の立ち会い出産の場合も夫婦の意見を尊重してどうするか決めましょう。
普通分娩と比べると、帝王切開の立ち会いは数十分であっという間に終わってしまうため、体力的な負担は少ないと言えますが、手術に立ち会うということに大きな抵抗を感じる人もいるでしょう。出血についても、普通分娩よりも目にしてしまう可能性があり、血が苦手な人はやめておいたほうが良いということもあります。
妊婦さん側からしても、手術しているところは絶対見られたくないと思う人もいるでしょう。
よく話し合って、納得のいく形で立ち会いをするか決めてくださいね。
立ち会いを希望されるご夫婦は、帝王切開の立ち会い可能な病院を一度探してみてくださいね。