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切迫早産と診断されたら、その後どうなるの?

2018年12月13日


 
切迫早産と診断されたらどうなるんだろう…と不安に思っている方もいるのではないでしょうか。一口に切迫早産といっても、その原因や症状の程度には差があります。今回は切迫早産と診断されたときの治療法についてご紹介します。

 

【切迫早産の場合の治療法】

 

切迫早産で最も多い症状が子宮収縮によるお腹の張りです。安静にしても止まらなかったり、張りが強い場合は、子宮収縮抑制薬(はりどめ)を飲んだり、点滴を使用したりして治療することが多いようです。

子宮口の開きが大きくなく、子宮収縮の程度も強くない場合(症状が軽い場合)に、外来通院で飲み薬が処方されます。

逆に子宮口の開きが大きく、子宮収縮が強い場合(症状が重い場合)は、緊急性があるため入院して点滴が使用されます。

 

人によっては、薬の副作用で動悸が激しくなったり、手が震えたりといったことがあるようです。私の友人の話では、ずっと全身の震えが止まらなかったと言っていました。

 

34週になる前に破水してしまい細菌の感染が疑われる場合は、抗菌剤を使用する場合もあります。

34週以降の場合は赤ちゃんが自分で呼吸できる程度に成長している可能性が高いため、細菌が感染するよりも前に早めに出産をして、出産後に赤ちゃんの治療を行う場合が多いようです。

 

子宮頸管無力症という子宮口が開きやすい状態になっている場合、子宮頸管をしばる手術をすることもあります。

 

【自宅安静の場合】

 

比較的程度が軽い場合は、自宅安静になります。

自宅安静と一口にいってもその程度には差があります。

自宅安静の中でも程度が軽い場合は、簡単な家事や心身に負担の少ない仕事であれば可能でしょう。

症状が重い場合は、トイレや食事など必要な場合以外は基本的にベッドで横になっておく必要があります。入浴を控えて、シャワーだけにした方が良い場合もあるようです。

 

【入院安静の場合】

 

症状が特に重く、点滴が必要な場合や、緊急時に手術を要する場合などは、入院をしなければなりません。

入院の中でも比較的症状が軽い場合はシャワーや病院内での移動も可能です。症状が特に重たい場合は、部屋内のみの移動しかできなかったり、トイレも含めて全てベッド上で済まさなければならなかったりする場合もあります。

 

【最後に】

 

入院安静の場合は、常に先生や看護師さんが対応してくれるので、その指示に従っておけば安心ですね。

自宅安静の場合は、どこまで動いていいのか、やってもいいのか分かり辛いので、細かい部分まで先生に確認しておくといいでしょう。