赤ちゃんのはじめの不快症状は、お熱よりも鼻水の方が多いのではないでしょうか。そんな時に検討するのが鼻水吸引器の購入。そもそも購入するべきなのかどうか、買うならどの様なものがいいのか、悩みますよね。今日はそんな鼻水吸引器についてご紹介します。
鼻水吸引器は必要?
鼻水吸引器は、耳鼻科にある機械の様に鼻水を吸い取るための道具です。赤ちゃんは鼻呼吸しかできないのに(生後3ヶ月頃まで)、自分で鼻をかむことはできないので、なんとか鼻水を外に出してあげる必要があります。もちろん耳鼻科に行けば吸引の処置をしてくれますが、そう毎日通うわけにもいきません。かといってそのままにしておくと窒息や中耳炎の心配もでてきます。
となると、日々のケアに鼻水吸引器はあって困るものではない、と言えると思います。
鼻水吸引器はいつから使える?
基本的には、新生児の頃から使うことが可能だそうです。いきなり自分で吸い取るのが不安という場合は、初めに耳鼻科で相談しましょう。先生によってお考えは違うかもしれませんが、専門家の意見を聞いておけば安心です。
手動式の鼻水吸引器とは?
手動式にも大きく2種類あり、1つは口で吸引するタイプ。もう1つはポンプで吸引するタイプです。
・口で吸引するタイプ
1つ1000円前後とお手頃価格で手に入ることもあり、一番よく使用されているのがこのタイプかもしれません。
赤ちゃんの鼻にチューブを入れ、口で吸引すると鼻水がボトルに溜まるので、吸った人の口に鼻水が入ることはありません。また、吸い込む力の加減に慣れは必要なものの、自分で調節ができるのもメリットでしょう。
しかし、空気としては吸い込んでいるので、全く感染に影響しないかというと個人的にはちょっと心配に感じてしまうところはあります。
鼻水を吸うものなので手入れの方法が気になるところですが、いくつか種類があります。綺麗に水洗いして乾燥させるもの、煮沸消毒するもの、専用容器に入れて電子レンジでチンして消毒するものなどがあるので、お好みで選ぶことができますね。
・ポンプ式
スポイド式とも言われていて、こちらも1000円前後(500円ほどでも販売されているようです。)で購入することが可能です。何と言っても口を使わないので、感染の心配がいらないのがメリットでしょう。
デメリットとしては、吸引力の弱さがあります。奥の方まで吸い取ったり、ネバネバとした鼻水も一緒に吸い取ったりすることは難しいようです。
また、ポンプ部分に鼻水を貯める構造が多いので、失敗すると鼻水が赤ちゃんの鼻に逆流してしまう可能性もあります。
今回は手動式の鼻水吸引器について主にご紹介しました。手動式はどちらも、値段と使い方がお手軽なのもメリットです。
次回は電動式の鼻水吸引器についてご紹介いたします。