ついこの間まで雪が降る降らない、といった話をしていたように思うのですが、
もう花粉症の季節がやってきましたね。
妊娠中の方も、妊娠を望んでいる方も、花粉症の症状がきつい人は、
妊娠したら花粉症の薬が飲めない…どうしたらいいんだろう?
と思っているのではないでしょうか。
風邪ではありませんが、風邪同様の症状で辛く、薬に頼れないことには変わりありません。
私自身は花粉症ではないのですが、慢性的なアレルギー性鼻炎ですので、薬がなくてどうしよう、という気持ちはわかります。
今回は妊娠中の花粉症(アレルギー症状)についてご紹介し、次回に妊娠中の花粉症対策をご紹介したいと思います。
◇妊娠中に花粉症で苦しむ人多いのはなぜ?◇
もともと20~30歳代で花粉症を発症する方が多いという事に加えて、
妊娠による生理的な変化、内分泌機能の変化、自律神経系の変化などは鼻の粘膜に対しても影響を与えるため、妊娠中に花粉症で悩む方も多いようです。
しかも、鼻にアレルギーのない方でも妊娠性鼻炎といって鼻づまり・鼻水が増えることがあるとか!
体質の変化やホルモンバランスの崩れから妊娠を機にアレルギー性鼻炎を発症したり、これまで花粉症ではなかった人が急に花粉症になってしまったりもするのです。
もともと花粉症の人は、花粉症の症状が悪化してしまう傾向にあるようです。
◇妊娠中は花粉症が治る?◇
まれに、逆のことも起こるようです。そう、花粉症が治ってしまうということです。
花粉症やアレルギー反応は、体の免疫系が体に侵入した異物を察知して攻撃することにより引き起こされるものです。ですが妊娠中は胎内にいる赤ちゃんを異物として攻撃することを防ぐため、免疫力が低下するといいますよね。その免疫力の低下によって、花粉に対しても体が反応しない、ということがあるようです。
今思えば…私自身、妊娠中はアレルギーの咳症状に悩まされなかったような…。
◇くしゃみは赤ちゃんに影響しない?◇
お母さんが薬に頼らず辛い症状に耐えたとしても、くしゃみは止められないですよね。
そのくしゃみをするとお腹に力が入ってしまうため、赤ちゃんに影響がないか心配になるお母さんもいると思います。
でもお母さんがくしゃみをしたからと言って、子宮収縮が起きることはなく、流産や早産の原因にはならないそうですよ。
次回はお薬に頼らない花粉症対策についてご紹介します!