帝王切開の傷は1年ほど経つと目立たなくなっていきますが、人によってはなかなか良くならないことも。
また、自然のままで完全に傷を消すことは難しいです。でも、もっと傷跡を目立たなくしたいという人もいますよね。そこで今回は、傷跡に対する治療の方法を調べてみました!
<帝王切開の傷跡、どうなった?>
1年程度かけて傷口が回復し目立たなくなりますが、1年後の状態は個人差が大きいようです。
傷があるのはわかるけど白い線で平らになっている人(キレイに治っている)、
色素沈着で茶色くなってしまっている人、
赤みが残ったままの人…ひどい場合はケロイド状(赤くミミズのように腫れた状態)になってしまった人もいるようです。
また、見た目だけでなく痛みや痒みが残っている人もいます。
ケロイド状に見えている傷は、ケロイドの場合もありますが、
ほとんどの場合はケロイドではなく肥厚性瘢痕だそうです。
これらの傷が残るか残らないかの違いは、縫合の仕方や体質が関係しているようです。
気になる傷跡を治すためには、形成外科に行ってみましょう。
<手術をしない方法①飲み薬、塗り薬>
一番手軽な方法としては、薬の処方です。
飲み薬と塗り薬があり、それぞれいくつか種類があるようです。
塗り薬は、テープでかぶれてしまう人でも使うことができます。
<手術をしない方法②ステロイドテープ、シリコンジェルシート>
テープやジェルシートを貼る方法です。
よく使用され、効果の強い製品もあるようです。
<手術をしない方法③注射>
ステロイドを注射する方法です。
痛みがあり、効果が強すぎると逆に凹んでしまうこともあるようです。
<手術をしない方法④レーザー>
血管を破壊したり、コラーゲンの分解を促進させたりするためなどの目的で、
レーザーで治療をする方法があります。
<手術>
先にご紹介した飲み薬や塗り薬、テープなどで改善しない場合や、元々の状態が良くない場合は、
手術することもあります。
このような場合の手術については、しない方が良いというお医者さんもおられるようです。
しっかりとお医者さんと相談して、決めると良いですね。
<保険の適用は状態や治療法による>
帝王切開は保険がききますが、傷跡の治療に保険は効くのでしょうか?
これは傷跡の状態や治療の方法によって異なるようです。
治療を始める前に、費用についての確認も忘れないようにしてくださいね。
<最後に>
帝王切開の傷跡は母親の勲章だという意見もあり、確かにそうだという部分もありますが、
やはりできるものなら綺麗にしたいという人がいて当然です。
傷跡や痛み痒みが気になる場合は、まずお医者さんに相談してみてくださいね。