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【出産体験記】 妊娠高血圧腎症 PART1

2016年8月5日

≪妊娠高血圧腎症≫ PART1

こんにちは、エブリワン事務局の岡田です。

タイトルの妊娠高血圧腎症これは2年前私に下された診断名でした。

 

2年前の夏のある日、妊婦健診に出かけた私は診察前の血圧測定の結果を見て驚きました。

なんと上が190の下が110、見たこともない数字が並んでいました。

深呼吸をして心を落ち着けて再度測っても上が180 下が110 ほとんど変わらず。

あきらめて採尿をしたところ尿がどす黒い・・・・・・・・・・・・・。

 

クリニックのトイレの中で私は顔面蒼白になりました。

高血圧にこのどす黒い尿、これは管理入院になるな、仕事休まないといけないなと色々思いを巡らしているうちに診察室へ呼ばれました。

 

診察室へ入った私を見るなり先生は「もうここでは診れないから大きい病院でしっかり見てもらいましょう」とおっしゃいました。私はやっぱりそうかと思いながら先生に入院になるのであれば用意もしていないし一度家に帰って用意をして紹介先の病院に行く旨を伝えました。この時の私はおそらく長期の入院になるだろうし、飼い犬に餌をやっていないことが気になっていました。のんきな話ですが、このときはまだ事の重大性に気付いていなかったのです。

 

ほどなくして受け入れ先の病院が見つかりましたが、受け入れ先の病院から自宅へは帰らずこのまま救急車で来るようにと指示がありました。主治医も一緒に救急車へ行くからと

おっしゃって、待合の患者さんに事情を説明して診察を中断して同乗してくださいました。

 

ちょっと疲れやすいくらいで、どこもしんどくないのに救急車に乗っていいの??と思いながら救急車で隣の市の総合病院へ搬送されました。その道中主治医が私におっしゃった言葉に驚愕しました。「妊娠高血圧症は出産するのが一番の治療法だから、しかしたら今日帝王切開になるかもしれません。」

「え、今ナンテ?」

頭の中が真っ白になりました。この時私は妊娠7カ月 26週と2日でした。

管理入院どころか今日帝王切開だなんて。

今思い出しても言葉にならない程の衝撃を受けました。

健診の1週間前頃からむくみがひどかったのですが、何せ初めての出産で、妊婦はむくむものだと思っていたし、体調は別に悪くもなかったのです。

 

受け入れ先の病院へつくとストレッチャーに乗せられて産婦人科病棟へ。

先生3人と看護師さんに囲まれてエコーや点滴をされました。赤ちゃんの体重は推定600g

2週間前の健診からほとんど大きくなっていませんでした。血液検査の結果によっては今日帝王切開になるかもと言われていましたがその日は帝王切開は免れました。

 

その後主治医から説明された病状は以下のようなものでした。

病名は重症妊娠高血圧腎症、子宮内胎児発育不全

血圧がかなり高いので投薬などでの治療はもはや難しい、赤ちゃんは2週間前から大きくはなっていながまだ元気である。今出産することは母体にとってはメリットがあるが26週での出産になるので赤ちゃんにとってはメリットはない。しかし赤ちゃんに栄養が十分いっていない状況なので今は元気でもすぐに赤ちゃんも苦しくなってしまうので近日中に帝王切開をしよう。ただ今の週数の赤ちゃんは肺の機能が未熟なので、肺の機能を強化できるステロイド注射を母体に2日続けて打った上で帝王切開をする。

 

しかし尿検査の結果、主治医の想像以上に蛋白が出ていた私は1日注射を打っただけで帝王切開をすることになりました。もう1日手術を待ってほしいとお願いしましたがこれ以上は母体が持たないと説得されました。

術後の検査で1日2g蛋白が出たら重症と診断されるところ私は12.5g出ていたのだそうです。ハイリスク妊婦を数多く受け入れているこの病院でもこの数値はめったに見ない程高い数字だったそうです。

手術の説明とともに26週で出産となるリスクを説明されました。

私が出産した病院の統計では26週で出生した子供の生存率80~90%

その内軽いものも含めた後遺症の残る可能性が50%

不安の沢山残る中での出産となりました。

 

→続きはPART2にて(後日アップいたします)