こんにちは。
EVERYONE事務局の吉田です。
すっかり秋も進み過ごしやすくなってきましたね。
秋といえば、読書の秋!
ということで、先日、読み終えた本を紹介したいと
思います。
・石光真清(いしみつ・まきよ 1867年~1942年)の手記、全4巻
一生を民間人にやつしてロシア・満州での諜報活動にささげた陰の日本人の
自伝です。
石光真清の長男である石光真人氏がまとめたものが中公文庫より出版されています。
あまりに激動の生涯と明治の人の強さ・国に対する思い・まっすぐな生き方に感動と
感銘を受けました。
明治維新の激動期から、日清日露の対戦を経て、シベリア出兵、そして大陸での戦争、戦争と
続いていた時代の生活史でもある手記です。
日露戦争の前後やロシア革命後のシベリア出兵当時の満州や極東ロシアの記述は、実体験に
基づき、克明に描かれており、歴史的に価値のある内容だと思います。
「坂の上の雲」よりリアルで面白いと個人的に思います。